当院では病変の診断のために、ダーモスコピーを使用しています。特に、皮膚腫瘍の診断にはとても重要な機器です。
最近、新しく発売されたダーモスコピーです。これまでも、3種類くらい購入していますが、新しく出たこれは、とても使いやすく画像も綺麗なので、デモンストレーションを見たあとすぐに購入しました。
このレンズを通してみると病変が拡大されるだけで無く、色素の分布を細かくみる事ができます。時々、ホクロの相談を受けます。皮膚に出来た黒い出来物が、悪性なのか、良性なのか?非常に大きな問題です。その時に役立つのが、ダーモスコピーという特殊なレンズです。変更レンズといって、皮膚表面の反射光をなくす事で、皮膚の深部にある色素(メラニン)の分布をよく観察する事ができます。
色がつく皮膚の悪性腫瘍には、悪性黒色腫と基底細胞癌の2種類が、代表です。この2つを見逃さずに、発見する事が皮膚科医として大事なポイントだと思っています。
心配なデキモノが有れば、ご相談を。
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