肌のバリア機能とは
肌の「バリア機能」とは、肌表面にあるわずか0.02mmの角質層がうるおいを蓄え
乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。人体はいろいろな刺激をうけているわけですが、皮膚の最前線で体を守る機能が備わっているのです。
肌のうるおいを保つためには、このバリア機能がすこやかに整っている必要があります。
「肌が乾燥し、外部刺激を受けやすい」ということはこのバリア機能が低下している証拠です。
つまり、敏感肌・乾燥肌は、このバリア機能が低下しています。肌が生まれ変わり、新しい角質層をつくりだすサイクル "ターンオーバー"が乱れ、角質層内の保湿成分が不足していることが原因のひとつです。
健やかな肌を保つには、(1)皮脂、(2)豊富な天然保湿因子(NMF)、(3)細胞間脂質が必要となるわけです。
何らかの問題がおきて、皮膚のバリア機能が壊れると、敏感な状態に陥ります。かゆみが出やすくなったり、ひりひりしやすくなったり、炎症をおこしやすくなったりするのです。皮膚のバリア機能を保つことが、皮膚の健康を保つことにつながります。